父の事
先日父が入院して、肺がんと診断されました。ステージは3。
きっかけは、水を飲むとむせる事でした。食べ物は何ともないのですが、水を飲むとひどくむせる。
母がおかしいと感じ、受診をすすめました。
むせる原因は、飲み込むときに、食べ物や飲み物が気管に入らないように蓋をする動きが、
腫瘍によって阻害されていることでした。
その腫瘍は、肺がんから転移したものだったようです。
また、糖尿病も発覚し、まずはインシュリン注射が始まり、間もなく放射線治療、抗がん剤治療、も始まりました。
父のお見舞いにいくと、痩せていて、ひどく辛そうでした。放射線治療の副作用で、だるくて、疲れて、どうしようもない、と。
いやー、まいったよ、と自虐的に話す父の目には涙がたまっていて、不安でいっぱいなのが伝わってきました。
強い父の前では、いつも、色んな思いを言えずにいました。受け入れてもらえなかった時、傷つくし、恥ずかしい、という思いが先に立ってしまって。だから、父に自分の気持ちを素直に表現することはあまりありませんでした。「私は父の望む立派な娘ではないんだ」という囚われがあったからです。
でも、私は次の瞬間、父の背中を抱きしめていました。大丈夫、私がついてるから、という気持ちで。
そして、父ちゃん愛してるよ、だから、治療頑張れ!という素直な思いも、怖がることなく伝えることができました。
以前の私だったら、出来ただろうか?
これは、まさに、インナーチャイルドの癒しのおかげだと感謝しています。
そして、私につられてか、母まで「愛してるよ」と伝えたことにはびっくり!!
いままで、一度も聞いたことない言葉でした。
私がインナーチャイルドの癒しに取り組んだことで、私だけではなく家族にも確実に変化がありました。これはとてもうれしい変化です。
家族代々続く負の連鎖を断ち切れた、そんな気がしています。